iPhoneユーザーの中で「充電」に気を使っている人はどのくらいいるだろうか。

大半の人は「充電量が減って来たら」充電ケーブルに繋ぐだろう。

それはそうだ。
そのまま使い続ければ充電が無くなり電源が切れてしまうのだから。

「〇〇%以下になったら充電する」という決まりを作って充電する訳ではなく、何となく充電が減った、就寝前に…など、それぞれのタイミングで適当に充電しているのではないだろうか。

しかしながら、充電にもベストなタイミングというものがあるのだ。
これを見誤るとiPhoneが不具合を起こしたりバッテリーの寿命を短くすることになってしまう。

今回はそんな事態を防ぐために充電をするベストなタイミングと、バッテリーを長持ちさせるコツについて触れていこう。

iPhoneの充電は残量何%がベスト?

では、iPhoneを充電するタイミングは一体いつなのか。

明確に「〇〇%になったら充電しなさい。」という明確な数字は無いものの、iPhoneは充電量が20%まで下がったタイミングで「バッテリー残量が少なくなっています」と通知する。

この通知タイミングがApple側からの推奨タイミングだと受け取って良いだろう。

また、充電が0%になったタイミングでの充電はリチウムイオンバッテリーの性質上よろしくない。

0%の状態は「過放電」と呼ばれる状態だ。

0%の状態で放置する人はあまりいないと思われるが、仮にこのまま長期間放置してしまうとバッテリーの劣化を進めてしまう。

上記のポイントから、充電に最も適したタイミングは「残量20%」のときということになる。

iPhoneのバッテリーを劣化させる「過充電と電池切れ」

iPhoneにはリチウムイオンバッテリーが採用されている。

旧世代のバッテリーと比べて軽いうえに寿命も長く、充電時間も短い。

バッテリー容量80%までは高速で充電し、残り20%のタイミングでトリクル充電という低速充電に切り替わる。

この充電方法によって利便性と耐用性を上げているのだ。
最適化されたバッテリー充電機能として、最新化のiOSではより効率的な充電を実行してくれるようになっている。
(参照:https://www.apple.com/jp/batteries/why-lithium-ion/)

しかし、バッテリー性能が良くてもこれは消耗品であり、耐用年数にも限りがある。

リチウムイオンバッテリー(スマートフォン用)の寿命はメーカーにより異なるが300~500サイクル。

Appleでは500サイクルが目安となっている。
※1サイクル=フル充電した(100%)電力を0%まで使い切る(放電)

このサイクルを重ねて行く内に、バッテリーの最大容量が減少してしまう。
(設定→バッテリーの項目でバッテリーの摩耗を調べることが出来るようになった。)

つまり、どんどん充電しても減りが早くなり、最終的には起動しなくなることもある。

よく充電中にバッテリーが熱くなっていることはないだろうか?
実は、その状態こそがバッテリー劣化を速めるほど酷使している状態のため、充電しながらの3Dゲーム+ネット通信等は、大きく寿命を縮めてしまうことになる。

では、バッテリーの摩耗を極力避けるにはどうするべきだろうか?

バッテリーを長持ちさせる充電法と設定

バッテリーは消耗品だが、正しい充電の仕方を心がければ長く持たせることができる。

1.最適な温度下で充電する

意外だが、充電する場所の周辺温度はバッテリーの寿命に関わる。

最適とされる範囲は16°C~22°C。
(※バッテリーに深刻な損傷を起こす可能性があるため、35℃を超えた場所での充電はNG!)

冬に炬燵の中で充電したり、ストーブに当たりながら充電するとバッテリーに悪影響であるため注意が必要だ。

夏場も、炎天下の車内に放置したり、直日光で熱せられる場所に置きながら充電するとバッテリーが一気に摩耗してしまうので気を付けよう。

ちなみに、使用する環境も同様なので覚えておこう。
極端に寒いや熱い場所でスマホを使用すると、一気にバッテリーが減ったり電源が入らなくなることがある。
(氷点下や40℃を超える高温環境、冬場にPCの電源が入らなくなるという事例もこれだ。)

2.アップデートは忘れずに

ソフトウェアのアップデートには節電に関するものも含まれていることがある。

最新バージョンへのアップデートは確実に。

また、現在のiOSには「最適化されたバッテリー充電」という機能が追加されており、就寝中の充電は起きるまでに100%になるようにゆっくりと充電してくれるため、無駄に充電されてしまい寿命が縮まるという現象を防いでくれる。

こうした新機能の追加もあるので、長い期間iPhoneを使用するのであればこまめにアップデートは行うように心掛けよう。

3.充電器に繋ぎながらの操作はNG

一番注意するべきポイントと言っても過言ではない。

iPhoneを操作しながらの充電は本体に熱を持たせる恐れがある。

リチウムイオンバッテリーにとって「熱」は大敵。

バッテリーの劣化や、本体の故障の原因にもなるため、充電中は極力触らないことが理想的だ。

特にオンライン接続する3DゲームやAR機能は高負荷になってしまう。
SNSやLine等の低負荷作業であればそこまで影響はないが、スマホ全体が熱を持つような負荷をかけるアプリや作業は極力行わないようにしたい。

4.設定の見直し

以下のような設定にすることでバッテリーの劣化を遅らせることができる。
(同時に、充電の減りも抑えられます。)

・ディスプレイの明るさ設定を低くするか自動設定に
・省電力モードをON
・機内モードON
・アニメーション機能の省略
・Wi-Fiの使用
・位置情報機能のOFF
・ダークモードの使用※
(※バッテリー向上に効果があるとされている。)

また、定期的にタスクキルを行うことでbackgroundの待機アプリを閉じることも効果的。

上記のポイントをしっかり押さえ、バッテリーの寿命を少しでも長く保とう。

バッテリーの寿命が来たら…

バッテリーは消耗品。

いずれ寿命は来る。
その時の対処法として以下の2つが挙げられる。

1.バッテリーの交換

これは当然の対処法だろう。

Apple 製品限定保証やAppleCare+の保証対象期間内であれば無償で交換が可能。
(※その他詳細はこちら。)

また、各キャリアでもバッテリーの交換に対応しているためどんなプランに入っているのかを確認しよう。

2.買い替え

バッテリーの寿命を迎えたということは最低でも1年ほどは使用したと伺える。

1年も経てば新しい機種が出ているだろう。

ならば、思い切って買い換えてしまうのもアリ。
iPhoneは中古でも人気の商品であるため、買取価格もそこそこ。

【iPhoneの買取価格例】
(※状態や時期によって変わります。)

モデル買取価格販売価格発売日
iPhone 11 Pro¥58,000~¥93,000¥106,8002019年9月20日
iPhone 11¥49,000~¥68,000¥74,8002019年9月20日
iPhone SE¥27,000~¥39,000¥44,8002020年4月24日
iPhone X (R)¥33,000~¥48,000¥64,8002018年10月26日

もちろん、モデルや状態にもよるが新機種を購入する「足し」になるだろう。

Appleやキャリアでも下取りのサービスがあるため、これらを使うのも良いだろう。

但し、買取価格/下取り価格は業者によって大きく異なるので、必ず複数社の下取り条件/買取価格を比較すると良い。
(業者によっては数万円の差額が判明する場合も。)

「どこが高いのか分からない」
「良い買取店を知らない」
「一々査定申し込みをするのは面倒だ。」

そんな方には、全国の買取店に査定価格を一度に尋ねる「一括査定」を利用すると簡単に差額が判明するのでオススメだ。

“バッテリー交換して使い続ける”
“下取り/買取して新しい機種を手にする”
どちらの方法も良いが、バッテリー劣化は大体2年間使用すると体感するため、新しい機種に変更するのも悪くないタイミングであることは申し上げておきたい。

ここまでお読みいただきありがとうございました、良いスマホライフを!